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予防接種 

公開日 2019年10月29日

更新日 2024年03月12日

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予防接種

コロナウイルス感染拡大によって注目を浴びた予防接種。病気の中には、予防接種で症状を軽くしたり、感染を防げるものがあります。「予防接種って効くの?」という方、「インフルエンザ?かかったことがないよ」という方もワクチン接種について考えてみてください。あいおいクリニックで実施している予防接種の種類と費用一覧です

どうやって予防するの~予防接種の仕組み

予防接種とは、毒性を弱めた病原体か、病原体の一部を抗原1)として体内に注入、免疫反応を引き起こし、その抗原に対する記憶を免疫細胞に残すことで同じ病原体が侵入してきても、病気を発症させないようにするものです
病原体が体内に侵入すると、直ちに最前線の白血球が相手を選ばずに攻撃し感染を食い止めようとします(自然免疫)
この防衛ラインが突破されたあとは、その病原体を特定して攻撃する獲得免疫が作動します
最前線のマクロファージが病原体の情報を、司令官 ヘルパーT細胞に伝えると、ヘルパーT細胞は、武器になる抗体を産生するB細胞や、感染細胞を排除する細胞傷害性T細胞を刺激して、病原体を排除します
獲得免疫は非常に効率的で強力な防衛ですが、初めて遭遇した病原体を認識して攻撃するまでに時間がかかります
一方、過去に感染したことが有る病原体のときは、免疫細胞が病原体を記憶しており、素早く、大量に抗体が産生されます(図1)
抗体産生
この免疫細胞の記憶を利用したものが予防接種です(図2)

免疫反応

図2 予防接種の仕組み

予防接種により、免疫細胞が事前に抗原を覚えており、いざ本物の病原体が侵入した時に素早く抗体をつくることができます。
例えるなら、未知の敵を分析して、弱点を探り、武器を用意するのには時間がかかりますが、敵の情報を事前に入手し、戦略を練っておけば、いざ侵入されたときにたくさんの武器を素早く準備できるというイメージです。
予防接種により獲得免疫が早く稼働することで重症化が防げます
1)抗原とは 細菌、ウイルスの成分や、花粉など免疫細胞によって認識される分子すべてのことです

どんなワクチンがあるの ~ワクチンの種類

生ワクチン

接種するもの
ウイルスや細菌などの毒性を弱めた「生きている」病原体
特徴
ワクチンの効果が長く続く
生きている病原体のため、体内で増殖する
投与できない方
免疫が低下している人、妊娠中の人
代表的なもの
麻疹、風疹、ムンプス(おたふく風邪)、水痘(水ぼうそう)、ポリオ、結核など

不活化ワクチン

接種するもの
死んだ病原体または病原体の一部(抗原)
特徴
死んでいる病原体のため安全
免疫不全、妊娠中の方でも打てる
効果が続く期間が短い
代表的なもの
インフルエンザ、B型肝炎、百日咳

トキソイド

接種するもの
細菌が作る毒素を無毒化したもの
代表的なもの
破傷風、ジフテリア

総てのワクチンで明らかに発熱など急性の病気のある方は接種を見合わせます。

当院で行う予防接種の費用外部リンク (別ページにリンク)

 

肺炎球菌

対象
令和3年4月1日までに満65・70・75・80・85・90・95歳になられる方、または100歳以上
かつ、今まで成人用肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方
実施期間
費用
2,000円
当日持参するもの
接種費用 2,000円
市から郵送された「高齢者用肺炎球菌ワクチン予防接種予診票」(紫色)、接種済カード
保険証

生活保護世帯の方は自己負担が免除になりますので、予防接種を受ける前に必ず藤岡市役所健康づくり課 0274-40-2808へ連絡してください

予約について

ワクチンを準備する必要があるため、0274-24-8811にお電話をお願いいたします。

 

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