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検尿異常があったなら

公開日 2019-08-23

検尿で異常と言われたら

検尿

朝一番の尿(早朝尿)を含めて更に2回検尿を行います

尿蛋白

生理的な場合と腎臓が悪い場合があります

早朝尿で蛋白が出なければ生理的蛋白尿が疑われます。
生理的蛋白尿には、運動、ストレス、発熱等により一時的に蛋白がでる機能性蛋白尿と、若い男性に多い立っているときだけ蛋白がでる起立性蛋白尿があります。
自然経過で改善することが多く経過観察となります

2回とも蛋白が陽性の場合、腎臓病の可能性があります。
尿中の蛋白質の量、家族歴、病歴、採血、エコーの結果を検討して治療方針を決めます

尿潜血 

血尿は腎臓で作られた尿が尿道口から出てくる経路(腎、尿管、膀胱、尿道)のどこかから出血が起こっている時に認められます

肉眼的血尿(尿がコーラ色、紅茶色、血の塊が混ざっているとき)

飲んでいるお薬のチェックや、女性の場合 生理中または直後での検査かどうか確認します。
腫瘍、結石の有無を調べるためエコー、CT、尿細胞診、腫瘍マーカーをチェック、必要なら膀胱鏡を行います
ひどい膀胱炎でも肉眼的血尿が出ることがあります
早朝尿で陰性、日中に取る尿(随時尿)で陽性の場合ナットクラッカー症候群や遊走腎の可能性があります。

ナットクラッカー症候群とは、左の腎臓から戻る血管(腎静脈)が腹部大動脈と腸を栄養する血管(上腸間膜動脈)の間に挟まれて腎臓の中の血液がうっ滞するため反復する血尿が出る状態

遊走腎は痩せた人に起こりやすく、腎臓の周りの脂肪が少ないため腎臓が固定できずに尿管に傷がついて血尿が出る状態

肉眼的血尿があったときは、最初の精密検査で異常が見つからなくても3年間は3-6ヶ月毎に外来で検査を行います。

顕微鏡的血尿(尿潜血+以上で尿色が普通のとき)
顕微鏡で赤血球を確認(1視野あたり5個以上)できた時

エコー、尿細胞診、必要なら膀胱鏡を行い腫瘍の有無をチェックします。
画像診断で異常がなく尿蛋白+以上または血圧、血液検査で異常があれば腎臓病の可能性があり、腎生検を検討します。
蛋白尿がなくても尿潜血が持続する場合は慢性腎臓病を発症する可能性があります。
年に一度以上の検尿を含む経過観察を継続し,蛋白尿を伴う場合は内科的精査をおすすめします

顕微鏡で赤血球が認められない(1視野あたり4個以下)時

検尿試験紙は赤血球中のヘモグロビンまたは筋肉中のミオグロビンに反応して陽性を示します。
血液が溶けている(溶血)または筋肉に強い炎症がある(横紋筋融解)可能性があります。

尿糖

糖尿病を疑い血糖値をチェックします。
血糖値が高ければ、糖尿病の精査を行います。
血糖値が正常なら、腎臓で糖を再吸収する力が低下している腎性糖尿という状態が考えられます。
腎性糖尿は治療の必要がありません。

参考 血尿診断ガイドライン2013icon_pdf

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